自動車重量税について

自動車を購入すると、色々な税金がかかってきます。

購入時に必要な自動車取得税、消費税、自動車税、自動車重量税、これだけでも結構な金額になります。

中でも自動車重量税は、次の車検の有効期間分を前払いします。

その期間中に車を買い替えることも当然あり得ますよね。

その場合、先に収めた重量税はどうなるのでしょうか?

今回は「車の買い替えと重量税」についてのお話です。

自動車重量税とは?

一般的には「重量税」と呼ばれることが多い「自動車重量税」、その名の通り車の「区分」「重量」によって課税される税金です。

乗用車の場合、新車登録時には次の車検までの3年分、それ以降は車検ごとに2年分の重量税を「前払い」で支払います。

自動車重量税は、車検とセットになっています。

自動車重量税の税額

自家用車の場合0.5トン単位で税金が決められており、3トン以上は同一料金となっています。

3年(新車購入時)の自家用乗用自動車(定員10人以下)の自動車重量税額一覧
車両重量 3年(新車購入時)
エコカー減免適用 本則税率 エコカー減免無し
免税 減税75% 減税50% 減税25%
~500kg以下 0 1,800 3,700 5,600 7,500 12,300
~1,000kg以下 0 3,700 7,500 11,200 15,000 24,600
~1,500kg以下 0 5,600 11,200 16,800 22,500 36,900
~2,000kg以下 0 7,500 15,000 22,500 30,000 49,200
~2,500kg以下 0 9,300 18,700 28,100 37,500 61,500
~3,000kg以下 0 11,200 22,500 33,700 45,000 73,800
2年(車検実施時)の自家用乗用自動車(定員10人以下)の自動車重量税額一覧
車両重量 2年(車検実施時)
エコカー減免適用 エコカー減免無し
エコカー
(本則税率)
エコカー以外
免税 13年未満 13年経過 18年経過
~500kg以下 0 5,000 8,200 11,400 12,600
~1,000kg以下 0 10,000 16,400 22,800 25,200
~1,500kg以下 0 15,000 24,600 34,200 37,800
~2,000kg以下 0 20,000 32,800 45,600 50,400
~2,500kg以下 0 25,000 41,000 57,000 63,000
~3,000kg以下 0 30,000 49,200 68,400 75,600

上記のように、環境に優しい車(エコカー)に対しては優遇措置がとられます。

ただし、新車購入時および初回の継続審査(1回目の車検)に対しての適用です。ずっと減税されるわけではありません。

また、初回登録から13年、18年を経過した車はそのタイミングで増税されます。

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車検が残っている車を買い替えたら、重量税は戻ってくるの?

自動車重量税は、「国税」で国に収める税金です。自動車重量税には「還付制度」があります。

重量税の還付制度とは、車検の有効期間内に自動車が使用済み(廃車)となり、使用済みの自動車が「自動車リサイクル法」に基づいて適正に処理された場合に限り、車検残存期間分の自動車重量税額の還付を受けられる制度のことです。

つまり、スクラップ(解体)した場合は、自動車重量税が還付されるのです。

車を買い替える場合、下取りや買取でそれまで乗っていた車を手放すことになります。

その引き取られた車が、「廃車」でスクラップされる場合は、重量税が戻ってきます。

ただ、引き取られた車は「再販」されるケースがほとんどだと思います。

査定である程度の金額がついている場合は、ほぼ再販されます。

この場合は、車は名義変更されて新たな所有者が使用します。この場合は、自動車重量税は戻ってきません。

じゃあ前払いした分は「損」するの?

車検期間が残っている車を手放すのは、自動車重量税は損したことになるのでしょうか。

いえ、そうではありません。

車検期間が残っている車は、査定の際にその残存期間分を考慮して査定金額を出しているはずです。

査定時の見積もりに、どこまで詳しく内訳を入れるかは業者によって異なりますが、全く損するわけではありません。

ただ、新車の購入時にディーラーから見積もりをとっても、新車の値引きと混同されて「わかりづらい」ということも実際にはあります。

重要な事

税金の還付も気になるが、もっと重要な事がある!

前払いした税金が戻るいかどうか、は気になるところです。

でも、車の買い替えにはもっと重要な事があります。

それは、愛車の査定金額です。

新車には車両標準価格がありますが、車の査定には標準価格はありません。

査定する側の一方的な「言い値」です。

先程のように、「車検の残存期間が〇ヶ月なので、〇万円査定がアップします」、と細かく説明してくれる業者はごく稀です。

また、車の査定には標準価格はありませんが「相場」というものがあります。

この相場は、毎日行われる中古車オークションの売買価格に連動しています。

そのため、毎日変動しているので、ネットで調べてみても「最新」の情報は載ってはいません。

つまり、我々ユーザーは愛車の最新の相場を知らないのです。

そして、査定する側もそのことをよくわかっています。

相場ギリギリの査定を最初から出す業者は、ほぼいません。

相場よりも安い価格で査定されても気づかないことが多いのです。

ですので、車の買い替えを考えだしたら、愛車の査定相場は把握しておきましょう。

そうすることで、愛車を安く買い叩かれることを防ぐことができます。

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