自動車の「税金」と一言で言っても、実は色々な税金があります。
「自動車税」「自動車重量税」「自動車取得税」「消費税」などですね。
その中でも「自動車税(軽自動車は軽自動車税)」は、送られてきた書類を持って自分で支払いをする必要があります。
ですので、「うっかり忘れていた!」なんてこともあり得ます。
では、「一体いくらで、いつからいつまでに」支払う必要があるの?ということについえて、解説してゆきます。
この記事でわかること
自動税(軽自動車税)って?
では、自動車税について詳しく見てゆきましょう。
自動車税は「いつ時点」でかかる税金?
自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者に対してかかる税金です。(この4月1日のことを自動車税の賦課期日といいます)。
役所が休みの土日や祝日でも、翌日や前日への変更はなく、4月1日時点での所有者です。
レアなケースですが、4月1日に名義変更を行った場合は、変更前の所有者に対して税金がかかります。
自動車税はいくら?
自動車税の税額は、排気量によって決まっています。
【自動車税 税額一覧】
用途区分 | 総排気量 | 税額 |
---|---|---|
自家用乗用車 | 1リットル以下 | 29,500円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 | |
1.5リットル超~2.0リットル以下 | 39,500円 | |
2.0リットル超~2.5リットル以下 | 45,000円 | |
2.5リットル超~3.0リットル以下 | 51,000円 | |
3.0リットル超~3.5リットル以下 | 58,000円 | |
3.5リットル超~4.0リットル以下 | 66,500円 | |
4.0リットル超~4.5リットル以下 | 76,500円 | |
4.5リットル超~6.0リットル以下 | 88,000円 | |
6.0リットル超 | 111,000円 | |
軽自動車 | 一律(平成27年4月1日以降登録)それ以前は7,200円 | 10,800円 |
ただし、環境負荷の小さい自動車(エコカー)は、新車登録の翌年度のみ自動車税が軽減されます。
逆に、新車登録から13年を超えるもの(ディーゼル車の場合、11年超)は、環境負荷が大きいと考えられ自動車税は増税されます。
ちなみに、年度の途中で車の所有者となった場合は、上記税額を月割して支払います。
正確な金額は、5月上旬に送られてくる「自動車税納税通知書」に記載されています。
これです。↓
どうやって支払うの?
自動車税は都道府県税、軽自動車税は市町村税です。
そのため、各自治体が支払い方式を定めていますので、若干の違いがあります。
納税通知書の裏面に、どこで支払いができるのか、期限を超えた場合の支払い方法はどうするのか、など詳しく書かれていますので良く確認してみて下さい。
大体の自治体では、
・自治体が指定した金融機関
・郵便局
・税事務所・支所・支庁・税総合事務センター・自動車税事務所
・コンビニエンスストア
・ペイジー(Pay-easy)
インターネットバンキングやモバイルバンキング、金融機関・郵便局対応のATM
・クレジットカード納付
等で支払いが可能です。
一番簡単なのは、近くのコンビニでの支払ですね。
よくクレジットカードを使った方が「お得」などと書いているサイトもありますが、税額に応じた決済手数料がかかりますので、ポイントとの兼ね合いでどちらにするかを決めた方がいいです。
自動車税納税通知書は、いつごろ届く?
自治体によって若干の差はありますが、大体ゴールデンウィーク明けに届きます。
届け先は、車検証の「所有者」の住所です。
もし、引っ越しなどで住所が変わっている場合は、旧住所に送られます。転送の手続きをしていれば、新住所に送られてきます。
届かない場合は、管轄の県税事務所で手続きをすれば、自動車税請求書の納付先だけを変更することもできます。
※本来は引っ越しすれば、運転免許証・車庫証明書・車検証の住所変更を行う必要があります。
自動車税は、「いつから」「いつまで」に払うの?
自動車税の納付期限は5月31日です。
5月31日が日曜日の場合は6月1日月曜日、5月31日が土曜日の場合は6月2日月曜日が納付期限となります。
ゴールデンウィーク明けに届くのに、期間があまりないですよね。
自動車税は、納税通知書が届いてから5月31日までに支払います。
もし滞納したら?
うっかり期限の5月31日を超えてしまうと、どうなるのでしょうか。
コンビニで支払えなくない
期限内であれば、近くのコンビニで簡単に支払う事ができますが、期限を超えると指定の金融機関か自動車税事務所、各県税事務所に限定されます。
直接窓口で並ぶ必要がありますので、時間も手間もかかります。
延滞金がかかってくる
納付期限を超えると、「延滞金」が発生します。
1000円以上から延滞金は支払い義務が発生します。
6月中で有れば発生しない可能性が高いですが、一ヶ月以上滞納すると年利7%以上と結構な利率ですので、期限内に支払いは済ませましょう。
車検が受けれない
車検は自動車税を納めていないと受けることができません。ある意味当然ですよね。
督促状が送られてくる
納付期限を超えてそのままにしていると。督促状が送られてきます。
それも無視し続けると、財産の差し押さえなどの可能性も出てきます。
支払いを遅らせるメリットは何もありませんので、早く納めるようにしましょう。
まとめ
自動車には、ここまでお伝えした「自動車税」の他に「自動車重量税」「自動車取得税」などがあります。
自動車重量税は車検の際、自動車取得税は車を取得した時に支払うので、まず「払い忘れ」はありません。
今回ピックアップした自動車税は、
・自分で支払いをする必要があること
・納付までの期間が短い
ので注意が必要です。
そろそろ車の買い替え時かな?と考えだしたら、こちらの記事がお役にたちます。