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自動車は購入時は勿論のこと、その後も色々な税金がかかってきます。
私たちは、本当に多くの税金を払っているのです。
なかには、「えっ!そんな税金も払っているの?」というものもあります。
今回は自動車にかかる税金について、一覧表も添えながら解説してゆきます。
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この記事でわかること
自動車にかかる税金一覧
税金名称 | 購入時 | 購入以降 | 内容 |
---|---|---|---|
自動車取得税 | ○ | - | 車を取得した時ににかかる税金 |
自動車税 軽自動車税 |
○ | ○ | 4月1日時点で普通自動車または軽自動車を所有している人に対してかかる税金 |
自動車重量税 | ○ | ○ | 車検の際に車の重量に応じてかかる税金 |
消費税 | ○ | ○ | 自動車の車両本体やオプション、ガソリンなどにかかる税金 |
ガソリン税 (揮発油税+地方道路税) |
- | ○ | ガソリンに対してかかる税金 |
一覧にしただけでも、これだけの税金がかかっています。
それぞれの税金について見てゆきます。
自動車取得税は廃止→「環境性能割」という購入時の税金
「自動車取得税」は、「取得価額」が50万円を超える自動車を、購入した時に課税される税金のことです。
税率は登録車は3%、軽自動車は2%です。燃費のいい自動車には「エコカー減税」によって「自動車取得税」の税率が軽減(▲20%~▲100%)されます。
消費税率が10%に引き上げられた2019年10月に廃止され、新たに「環境性能割」という購入時の税が導入されました。
「環境性能割」は、燃費性能に応じて、登録車は0~3%、軽自動車は0~2%課税されます。つまりは、燃費のいい車ほど税が軽減される仕組みで、例えば電気自動車は非課税(0%)です。
自動車税・軽自動車税
自動車税・軽自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者に対して課税される税金です。
ゴールデンウィーク明けに送られてくる、この書類です。
【自動車税 税額一覧】
用途区分 | 総排気量 | 税額 |
---|---|---|
自家用乗用車 | 1リットル以下 | 29,500円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 | |
1.5リットル超~2.0リットル以下 | 39,500円 | |
2.0リットル超~2.5リットル以下 | 45,000円 | |
2.5リットル超~3.0リットル以下 | 51,000円 | |
3.0リットル超~3.5リットル以下 | 58,000円 | |
3.5リットル超~4.0リットル以下 | 66,500円 | |
4.0リットル超~4.5リットル以下 | 76,500円 | |
4.5リットル超~6.0リットル以下 | 88,000円 | |
6.0リットル超 | 111,000円 | |
軽自動車 | 一律 | 10,800円 |
エコカー対象車は、新車購入の翌年度分のみ、自動車税の優遇措置があります。
また、新車登録から13年が経過した車は、自動車税が増税されます。(一部の車種:ハイブリットカーなどは除く)
年度の途中で車の所有者となった場合は、上記税額を月割して支払います。
自動車重量税
自動車重量税とはその名の通り、車の重量に応じてかかってくる税金です。
新規の登録時と車検の時にまとめて支払う税金です。車検証の有効期間分をまとめて支払います。
【新車の場合の重量税一覧】
車両重量 | 3年(新車購入時) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
エコカー減免適用 | 本則税率 | エコカー減免無し | ||||
免税 | 減税75% | 減税50% | 減税25% | |||
~500kg | 0 | 1,800 | 3,700 | 5,600 | 7,500 | 12,300 |
~1,000kg | 0 | 3,700 | 7,500 | 11,200 | 15,000 | 24,600 |
~1,500kg | 0 | 5,600 | 11,200 | 16,800 | 22,500 | 36,900 |
~2,000kg | 0 | 7,500 | 15,000 | 22,500 | 30,000 | 49,200 |
~2,500kg | 0 | 9,300 | 18,700 | 28,100 | 37,500 | 61,500 |
~3,000kg | 0 | 11,200 | 22,500 | 33,700 | 45,000 | 73,800 |
【3年目以降車検時の重量税一覧】
両重量 | 2年(車検実施時) | ||||
---|---|---|---|---|---|
エコカー減免適用 | エコカー減免無し | ||||
エコカー (本則税率) |
エコカー以外 | ||||
免税 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 | ||
~500kg | 0 | 5,000 | 8,200 | 11,400 | 12,600 |
~1,000kg | 0 | 10,000 | 16,400 | 22,800 | 25,200 |
~1,500kg | 0 | 15,000 | 24,600 | 34,200 | 37,800 |
~2,000kg | 0 | 20,000 | 32,800 | 45,600 | 50,400 |
~2,500kg | 0 | 25,000 | 41,000 | 57,000 | 63,000 |
~3,000kg | 0 | 30,000 | 49,200 | 68,400 | 75,600 |
エコカーに関しては、初回の車検時のみ税金が優遇されます。
一方、新車登録から13年・18年経過した車は増税されます。
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消費税
一番なじみの深いのがこの「消費税」ではないでしょうか。
車の車両本体は勿論のこと、オプションや消耗品などほぼすべてのものにかかってきます。
2019年10月、消費税が従来の8%から10%へと引き上げられました。
消費税が10%になり、自動車取得税も少し変更されました。
ガソリン税
普段何気なく給油しているガソリンですが、その価格の内訳ってご存知ですか?
ガソリン価格には、
・ガソリン税(本則税率と暫定税率)
・石油税(地球温暖化対策税含)
・消費税
が含まれています。驚くのはその比率です。
リッター144円のガソリン価格の内訳は、
ガソリン税(本則税率) 28.7円
ガソリン税(暫定税率)25.1円
石油税 2.5円
ガソリン本体価格 77円
消費税 10.6円
ガソリン代の約半分は税金ということになります。恐ろしい話ですよね。
車の買い替えを考え始めたら、すべきことがあります。
車の買い替えを考え始めたら、色々と準備すべきことがあります。
その中でも特に重要なのは、手放す愛車の査定価格です。
知らずにいると、20万円以上も損をしてしまう可能性もあります。
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