車買い替え時期

「愛車を買い替えよう!」

どんな時に考えますか?ライフスタイルの変化や、車の状態、走行距離など色々なタイミングで「頭によぎる」こともあるでしょう。

人それぞれ事情も異なりますので、一概に「いつ」とは言えないのが車の買い替え時期ですが、今回は「買い替えの年数」にスポットをあててみました。

みんな何年で買い替えてるの?平均年数を調べてみた

まずは、世間一般ではどれくらいのサイクルなのか?を調べてみました。

一般社団法人日本自動車工業会の、2015年度に実施した乗用車市場動向調査の結果(前に乗っていた車を何年保有したか)によると、

保有期間の平均値は、全体では6.9年、前保有新車では7.5年、前保有中古車では5.8年。前保有新車では10年超の長期保有者が約1/4を占める。

となっています。こんな感じです。

車買い替えの年数

新車で購入したケースでは、約25%の方が10年以上乗り続けるのですね。確かに筆者も前の車(ステップワゴン)は13年乗っていました。

車は高い買い物ですので、そうそう買い替えるわけにもゆかないですよね。

奥さんの承認も必要ですし。

逆に中古車のケースでは、購入3年以内に買い替える方が約20%もいらっしゃるのには、少し驚きました。

節目となる年数で考えてみた

では、具体的に年数で考えてみたいと思います。

年数の節目としては、やはり車検との兼ね合いが大きいです。

新車購入3年目

先程のデータでは、3年未満で買い替える方は約22%。なかなかの数字ですね。

3年でメーカーの「一般保証」が切れる

新車で購入して3年が経過すると、メーカーの「一般保証」が切れるタイミングです。

メーカーの「一般保証」とは、

新車から3年間または走行距離60,000kmまでの補償。エアコンやメーカー純正ナビなどの電装部品を含め、ほとんどの部品が保証対象となります。ただし、消耗部品やオイル、特別保証部品などについては対象外となります。保証期間内で保証の条件に当てはまる場合には無料で保証修理を受けられます。 引用:TOYOTA公式サイト

最近の車が3年未満で故障することは、ほとんどありません(事故以外)。あるとしたら、リコールくらいでしょうか。

3年目は1回目の車検

新車購入から3年目に、初回の車検がやってきます。車検にはまとまったお金も必要になりますが、初回の車検費用は以降にかかる金額と比べると、一番安く済むはずです。

必要な交換部品もほとんどありませんし、エコカー減税適用車なら、自動車重量税も免税もしくは減税されます。

3年目の査定金額は「かなり高い」

3年未満であれば、まだまだ最新モデルで走行距離も3万キロまで、という車両が多いと思います。

買い替えで査定を受けると、かなりの高額査定になることでしょう。※ただし新車購入金額の40~60%くらいの範囲です。

新車購入5年目

5年でメーカーの「特別保証」が切れる

メーカーの「特別保証」とは、

新車から5年間または走行距離100,000kmまで。エンジン機構やステアリング機構、乗員保護装置など、クルマの走行や安全に関わる重要な部品については、特別保証として新車登録時から5年間または走行距離100,000kmまで、保証期間内で保証の条件に当てはまる場合には無料で保証修理を受けられます。 引用:TOYOTA公式サイト

5年目は2回目の車検

新車購入から、5年めには2回目の車検がやってきます。

5年となると、走行距離も5万キロ前後になってきて、色々な交換部品も出てきます。自動車重量税の免税もありませんので、車検にかかる費用も初回よりも高くなります。

特にバッテリーやタイヤ交換は高くつきます。バッテリーだと2万円前後、タイヤ4本の交換だと6万円~10万円ほどかかります。

車検の見積もりを見て、「そろそろ買い替えようかな?」と考えることもあるでしょう。

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5年目の査定金額は「まだ期待できる」

中古車市場で5年未満の車は、人気がありますし、流通量も豊富です。

ですので、買い替えの査定金額はまだまだ期待できます。※ただし新車購入金額の30~45%くらいの範囲です。

新車購入7年目

7年目は3回目の車検

さすがに3回目の車検となると、メーカーの補償も切れていますので、交換部品も増えてきて車検費用も結構掛かるようになってきます。

Vベルト、ドライブシャフトブーツ、デフオイル、ミッションオイル等聞きなれないパーツ交換が車検の見積もりにも入ってきます。

7年目の査定金額は「あまり期待できない」

7年、走行距離5万キロ以上となると、さすがに査定金額はあまり期待できません。

買い替えるか、乗りつぶすか、の判断が必要になる頃だと思います。

車の年数の節目

13年、18年にも節目がある

どんな節目かというと、「税金が上がる」ということです。

地球環境を守るという観点から、燃費性能の優れた環境への負荷の小さい自動車に対して、自動車取得税、自動車重量税、自動車税が軽減されています。エコカー減税ですね。

それとは逆に、新車登録から一定年数を経過し、環境負荷の大きい車は、自動車税および自動車重量税を重くする制度があるのです。

※個人的には、車1台をスクラップにするときにでるCO2量の方がよほど環境によくない、と思っています。

13年経過すると「自動車税」の増税はガソリン車だと15%

毎年、4月1日時点での車の所有者に課税される「自動車税」。これが13年経過すると15%も増税されます。

2000ccの乗用車で、39,500円が45,400円になるのです。毎年のことですので、これはかなりキツイですよね。

増税のアナウンスは事前に来ることはなく、送られてくる納税通知書を見て「?!」となります。

自動車重量税も増税される

自動車重量税は、車検の時にかかってくる税金です。

13年経過すると割増になり、18年以上経過するとさらに割増になります。

車両重量 重量税
通常 13年経過 18年経過
軽自動車 6,600 7,600 8,800
~500kg以下 8,200 10,000 12,600
~1,000kg以下 16,400 20,000 25,200
~1,500kg以下 24,600 30,000 37,800
~2,000kg以下 32,800 40,000 50,400
~2,500kg以下 41,000 50,000 63,000
~3,000kg以下 49,200 60,000 75,600

全くひどい話ですよね。

まとめ

車を何年で買い替えるかは、人それぞれのタイミングがあります。

とはいえ、車検のタイミングで買い替える方が多いのが現状です。

買い替えを思いたったら、愛車の査定相場を調べておくことが重要です。

そうしないと、愛車を安く買いたたかれ、結構な金額を損してしまいます。

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