家族会議

どうしても欲しい新車が発売されたり、そろそろ今の車にも飽きてきた、といった場合には、

「新しい車に買い替えたい!」

という気持ちになりますよね。よくわかります。

私も若いころ(独身時代)は、給料の大半を車にかけていましたので、欲しい車ができると自由に買い替えていました。

でも、結婚してからはそうはゆきません。当然車を買い替えるとなると、妻を説得しなくてはなりません。

これがなかなか手強いものです。

今回は体験をもとに、車の買い替えの理由(言い訳)を妻に説得する方法について解説してゆきます。

いきなり「車を買い替えたい!」はNG

私が所帯を持ってから車を買い替えたのは、結婚3年目の子供が一人目が生まれて2歳になった頃です。

その時のっていた車は、ホンダのアコード(セダン)でした。

7年目ということもありましたし、家族も増えたので「1BOXカーが欲しいな!」と思い始めました。

でもまだまだ給与も安い状態です。

住まいは賃貸でしたので、将来持ち家も購入したい、養育費もかかってくる、そんな状態でしたのでなかなか言い出せずにいました。

家計を妻に任せていたので、当然妻の優先順位は子供・家族・住まい、です。

車はある意味「移動手段」でしかありません。

200万円程する1BOXカーへの買い替えを、いきなり言っても「NO!」というのはわかっていました。

買い替えるための「理由」を整理する

ただ「買い替えたい」だけでは通らない話ですし、実際に必要だという理由を説得することが肝心です。

ですので、まずは現状の把握から始めました。

今の車の維持費

今後かかるであろう費用(車検代・タイヤ交換・バッテリー等)

維持費の大きなウェイトはガソリン代ですが、当時は買い替えることによるメリットは「あまりありません」でした。

今のようなハイブリッド車もなかったので、燃費はそれほど変わらない状況なのです。

今(2017年)であれば、燃費は当時の倍近く良くなっていますので、維持費の差は是非アピールしたいポイントです。

今後かかるであろう費用については、3回目の車検が近づいていましたので、その際タイヤ交換やバッテリー交換も必要と思われ、20万円近い車検代が見込まれていました。

車検を通すか買い替えるか、も大きなポイントになっていました。

思わぬトラブルが!

そんなとき、車に思わぬトラブルが発生しました。

交差点でハンドルを切って曲がるときに、前輪にカクカクと変な違和感を感じるのです。

それ以外は普通に走れるのですが、やっぱり気になります。

ディーラーにもっていくと、パワーステアリングベルトの劣化だと言われ、修理が必要との事でした。

この時、「買い替えよう!」と決意が固まりました。

いよいよ妻を説得する!

ここまでくれば、もう妻を説得するしかありません。

その時に気を付けたのは、「車を買い替えるのは僕が欲しい!からではなく、家族のために買い替えるんだよ。」ということです。

以前、「趣味の釣りに行くために1BOXカーが欲しい」と口走ったことがあるので、個人的な欲求ではない、ということを重点的に話しました。

キャンプ

新しい車がもたらすメリットを熱く語る

お金の話ももちろん重要ですが、新しい車がもたらすメリットをイメージしてもらうことも重要です。

私はアウトドアが大好きでしたので、まずは家族でキャンプに行こう!と伝えました。

家族でキャンプに行ってテントを張って、バーベキューをして、海水浴、楽しみは尽きません。

1BOXカーならキャンプ用品もすべて積み込むことができます。

また、ベビーカーの積み下ろし、子供を抱っこしての乗り降りは、スライドドアーのある1BOXなら楽ちんです。

このように、新しい車で楽しみが増えることを熱く語りました。

でも妻はやっぱり現実的

家族で出かかるのは楽しいはずです。妻もかなりノッテきました。

でもやはり主婦は冷静です。「で、いくらかかるの?」

当然この言葉を言ってきました。

準備も万全に!

なにも資料もない状態で話をしても、妻を説得することはできませんので、いくつか資料を用意しました。

1.新しい車の見積もり書

2.今の車の修理代及び車検費用

3.今の車の買い取り見積書

です。

まず1.についてはディーラーからもらいました。その際、乗っていた車の下取り査定は0円でした。

ボディに傷もあったので、仕方ないかな、という感じでしたが、少しがっかりしました。

2.もディーラーからもらいました。やはり車検と修理代で23万円位でした。

3.については、友人から車買取専門店にもっていったら?とアドバイスをもらったので、近くのお店で査定をしてもらいました。

そうするとディーラーでは0円と言われた車に6万円の査定がついたのです。

これらの資料を基に、実際にかかるお金の話をしました。

新しく買う車については、「この車に決めたわけじゃない。これから一緒に決めよう。」と。

勝手に決めたのでは、気を悪くしますからね。

「修理・車検に出して乗り続けるか、買い替えるか」、という選択肢でしたが、そこまで考えて調べてくれたし、「買い替えましょう!」と言ってくれました。

重要な事

その時感じた重要なポイント

この買い替えについて思い出したときに感じた重要なポイントは、

個人の感情だけで買い替えるわけではなく、家族のために買い替える

という前提で話を進める。

お金に関することは最大限「損をしない」方法を調べておく

ということです。

下取りで0円と言われた車に、6万円の査定が付いたのには妻も驚いていました。

「そこまで調べたのなら損はしないわね。」という感じです。

このころは私も知りませんでしたが、最近ではインターネットで一括査定依頼ができます。

ネットの一度の入力で、複数の買い取り専門店から見積もりがとれるのです。

この時買い替えた1BOXカー(ステップワゴン)は、次の買い替えではネットサービスを使って売却しました。

その時も、ディーラーで20万円と言われた下取り査定が、なんと38万円の査定がつきました。

車の買い替えでは、「どのように車を手放すか」はとても重要です。

知らないでいると、20万円近く損していたことになります。こわいですね。

私が使った一括査定サイトはこちらです。

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