鉛筆で書いたムラーノ

私は結婚を機に、車を家族で1台ほどにすることに決めました。

夫の乗っているフィットのほうが年式が新しく燃費が格段にいいので、私の愛車であった日産のムラーノを売りに出すことにしました。

近所にある中古車屋さんにまず査定してもらうことにしました。

ムラーノ(平成23年式、250XL、シルバー、走行距離11万キロ、修理歴なし)は、60万だと言われました。

走行距離が11万キロと長いので、60万円は妥当かと思ったのですが、夫は不服なようでした。

夫はフィットにずっと乗っていましたが、ムラーノのほうが気に入っていたようなので、「フィットを売ろう」とずっと言っていました。

しかし燃費を考えると、これからの家計に響くと思ったのです。

私は夫に納得してもらうために、「違うお店にもお話を聞こうよ」と説得しました。

そして次に訪れたのは、私の知人が事務として働いている、地元の中古車屋さんでした。

地元ではわりと幅をきかせている企業だと聞いていたので、期待をもって査定をしてもらいました。

すると、ここでも60万円だと言われました。

もちろん、先程の査定してもらった見積もり額は言っていません。

やっぱり、このくらいが相場なんだよ。と、夫に言うと、うなだれていました。

私たちは、更にもう一件の車買取専門店に足を運ぶことにしました。

それは、全国チェーンの中古車ガリバーさんです。

初めて足を運んで、いきなり査定してもらうのは少し緊張しましたが、とても気持ちの良い接客をしていただきました。

しかし、査定額は、56万5000円。その時、買取で色々なキャンペーンをやっておられるようでしたが、私たちはその場を後にしました。

そして夫と納得のいくまで話し合い、結局、最初に行ったお店で60万円で買い取っていただくことにしました。

車は1台になりましたが、60万円が入ったことと、車1台分の維持費がこれから浮くので、家計はひとまず安心です。

長野県 30代 女性