車検は新車購入の場合は3年、以降2年ごとに受ける必要があります。
税金も含めると、結構な金額になりますよね。
「次の車検は、いくらかかるのかな?」
車検が近づいてくると、そんなことも考えますよね。そのため、ほとんどの方が車検の見積もりを事前に取ることでしょう。
では、車検の見積もりって、
・どれくらい時間がかかるの?
・見積もりだけもらうのは可能?
・見積もりは無料・有料?
・車検の見積もりに必要なものって?
などの疑問を持たれるかもしれません。
今回は、「車検の見積もり」について解説してゆきます。
この記事でわかること
車検の見積もりの必要性
車検の見積もりを事前にもらうことは重要です。
その理由は、2つあります。
1.交換部品は何かを把握するため
車検は、どこのお店で受けても金額の変わらない「法定費用」と、お店によって金額の変わる「点検整備費用」に分かれます。
法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険・印紙代のことです。
「点検整備費用」は、お店によって決めることができる費用です。基本費用+交換部品+工賃となります。
特に交換部品は、どこまでの交換を行うか、によって車検費用は大きく変わってきます。
ですので、あらかじめ見積もりをもらって、整備の必要な箇所と金額をあらかじめ把握するとが重要です。
2.いくつかのお店の見積もりを比較するため
お伝えしたように、車検費用はお店によって異なります。数万円違ってくるケースもあります。
安ければ良い、ということではありませんが、必要でない交換部品も見積もりに含まれているケースもあります。
複数のお店から見積もりをもらうと、最低限必要な交換部品も見えてきます。
車検の見積もりに必要なもの・書類
お店によって異なりますが、基本的には「車検証」の情報があれば見積もりを取ることはできます。
最近ではインターネットで「簡易見積もり」を行っているお店も結構あります。
これは年式と車種・車検満了日を入れるだけで、概算の見積もりを提示するシステムです。
ただ概算の見積もりですので、正式見積もりは「実車を見てから」、というところがほとんどです。
実際の車の状態や走行距離、過去の整備履歴を見てみないと、お店としても正式な金額を提示できないからです。
そういう意味でも、車検証と整備記録簿は用意しておいた方が良いでしょう。
車検の見積もりにかかる時間
こちらもお店によって異なりますが、
15分~60分といったところです。
実際に車を見て状態を把握し→必要な交換部品を見極め→見積書を作成し→見積書の説明
という流れになります。
いきなり「車検の見積もりをお願いします。」と飛び込みで行っても見積もりは行ってくれますが、ピットが混雑していると結構待たされる可能性もあります。
事前に予約を入れたほうがスムーズにいきます。
車検の見積もりは無料なの?見積もりだけもらうのは可能?
先程、「複数のお店から見積もりをもらおう。」と言いましたが、その場合は、実際に車検をお願いしないお店も出てくることになります。
他のお店では「車検の見積もりだけをもらう」ことになります。
この場合は、「車検は無料なの?」ということが気になりますよね。
一般的に、車検の見積もりだけで費用を請求するお店はほとんどありません。
ただ、海外ディーラーや年式のかなり古いレアな車などの場合は、見積もりだけでも費用が掛かるケースもあります。
事前に見積もりだけで有料か無料かを、確認して依頼するようにしましょう。
車検お見積もりは「いつから」もらえる?
実際の車検は、車検満了日の1か月前から受けることができます。
車検の見積もりをもらうタイミングとしては、車検の満了日の2か月前~1か月前といったところでしょうか。
あまり早く(例えば半年前)見積もりをとっても、車の状態が変わってしまう可能があります。
タイヤは当然減りますし、オイルも汚れます。
逆に車検満了日ギリギリですと、代車の手配がつかない、都合の良い日が合わない、なども考えられますので、少し余裕は持っておいた方がいいです。
車検が近づいて来たら調べておこう
車検は見積もりを複数社から取って比較検討することが重要、とお伝えしましたが、他にもしておくべきことがあります。
それは、愛車の今の査定価格を知る、ということです。
車検は高額なイベントです。実際に見積もりを取ったら「車検代で20万!」ということもあり得ます。
そんな時は、「車検を通すか、買い替えるか!?」ということも頭によぎります。
車の買い替えのタイミングとして、車検は大きなウェイトをしめています。
車検を通した後で「買い替えておけばよかった!」となるかもしれません。
ですので、今の愛車がいくらで売れるのか?ということは車検の見積もり金額とわせて知っておくべきです。
そのうえで、車検を通すか買い替えるか、を判断したほうが納得できる結果になるはずです。