自動車を買い替える場合には、いくつか書類が必要になります。
「納税証明書」も、そのなかの一つです。
「納税証明書」と聞いて、「あぁ、あの書類か！」とピンとくる方も少ないのではないでしょうか。
なぜなら、納税証明書は小さな紙切れですし、年に1回だけのことです。
今回は、車の買い替えに必要な「納税証明書」についてのお話です。
この記事でわかること
納税証明書って？
そもそも「納税証明書」って、どんなものなのでしょうか。簡単にご説明しますね。
納税証明書、正式には「自動車納税証明書」といいます。
自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者にかかる税金です。（軽自動車は「軽自動車税」）
翌年の3月末日までの1年分を、先払いで支払います。
5月の初旬になると、「自動車税納税通知書」というものが届きます。
「またきたかぁ～」と気が重くなる↑コイツです。みなさん、見覚えがあるハズです。
この中の納付書をもって、コンビニや郵便局で税金を支払うと、納税証明書に受領印が押されます。
これが、「自動車税納税証明書」です。
小さな紙切れですので、単なるレシートや領収書と思って、捨ててしまう可能性もあります。実際に筆者も過去に捨ててしまった経験があります。
納税証明書は、車検の際にも必要になります。過去の経験から、筆者は受け取ったら忘れないうちに「車検証」が入っている車のダッシュボードのフォルダーに保管するようにしています。
なぜ車の買い替えに「納税証明書」は必要なの？
上の写真を見ても、「自動車の検査（車検）を受けるときに必要となる場合があります。」と記載されています、
車の買い替えで必要です、という文言はありません。
では、どうして車の買い替えに納税証明書が必要と言われるのでしょうか。
車を引き取った業者はトラブルを避けたい
厳密にいえば、公的には車の買い替えには「納税証明書」は必須ではありません。
引き取った車を再販するには、「名義変更」が必要になりますが、その手続きにも納税証明書は必要ありません。
ただ、引き取った車の税金が滞納されていて、その車両を名義変更して販売すれば、そのお店も新しい車のオーナーも迷惑をこうむることになります。
自動車税は、車の「所有者」に対してかかる税金ですが、もし2年以上滞納していると自動車が差し押さえになる可能性があるからです。
納税証明書は「車検」の際に必要になりますので、次回に車検を通すには、納税していることが前提になります。
こういったトラブルを避けるためにも、車を引き取るお店は、「自動車税納税証明書」の提出を求めるのです。
ちなみに、車の購入には「納税証明書」は全く必要ありません。
自動車納税証明書は、「どこで」再発行できるの？
必要なのは分かったけど、「レシートと間違えて捨ててしまった。」という方も結構いらっしゃると思います。
そんな場合は、納税証明書の再発行が可能です。
自動車税管理事務所（陸運局・支局のそばになります）、もしくは都道府県税事務所に申請をすれば再発行してもらえます。
軽自動車税は、市区町村の役所にある納税課で行います。
必要な持参物は「車検証」と「印鑑」です。念のため、事前に管轄の窓口に電話して確認してみてください。
車検の際には「自動車税納税証明書」が無くてもOK
各都道府県によってバラツキはありますが、「自動車税の納税確認の電子化」により、車検を受ける際に自動車税の納税証明書（継続検査用）の提示を省略することがでるようになりました。
各都道府県と運輸支局との間で電子的に自動車税の納税情報を確認する仕組みができたのです。
クレジットカードで自動車税を納付することは可能ですが、この際は領収書（証明書）は発行されません。
車の買い替えを考え始めたら調べておこう！
車の買い替えは、色々な書類を準備する必要があります。
でも書類だけではなく、「必要な情報」を入手しておくことも重要です。
必要な情報、それは「愛車の最新の査定相場」です。
車の買い替えで、一番金額に差がつくのは、それまで乗っていた愛車の査定価格です。
車の査定は、同じ状態の車は他にはないので、当然「定価」はありません。
査定する側が、1台1台確認の上で査定価格を提示します。
言い換えれば、査定する側の一方的な「言い値」でもあるのです。
我々ユーザーは、自分の愛車の本当の価値（価格）を知りません。なぜなら、ネットで調べても最新の査定相場は載っていないからです。
査定する側も、そのことをよく理解しています。
ユーザーが知らないことをいいことに、相場よりも安く買いたたけれるケースは、今現在も少なくありません。
ですので、こちらも情報を持っておく必要があります。
ディーラーに新車の購入の商談に行って、
「いや～、奇麗に乗っていらっしゃいますね♪当店で新車を買っていただけるなら、通常40万円の下取りですが、特別に50万円で下取ります！」
と言われたとき、その金額が「妥当」なのか「安いのか」の判断基準を持っておくべきです。
先程の車両は実は相場では60万円だった、ということは実際によくあります。
では、どのように最新の査定相場を調べるのか？
こちらのサイトで調べることができます。
▼買取相場もすぐわかる▼
▲入力はカンタン32秒▲
かんたんな入力後、すぐに愛車の査定相場がわかります。
また、最大10社に査定見積もりを依頼できますので、一番高く買い取ってくれる業者と金額もわかります。
下取り査定が安いようなら、車の売却は先程のサイトで最高額を提示したお店に売るべきです。
結構な金額の差に、ビックリするかもしれません。