走行距離メーター

車を購入してある程度年数が経つと、当然走行距離も増えてゆきます。

キリの良い3万キロや5万キロなどを越えたとき、「そろそろ買い替え時期かな?」

10万キロに近づいてくると、「あと、どれくらい走れるのかな?」と考えたりもします。

今回は、車の買い替えのタイミングを「走行距離」で考えてみました。

年間走行距離の平均・目安はどれくらい?

まずは、乗用車の年間の走行距離について調べてみました。

国土交通省の調査によると、乗用車の年間の走行距離の平均は、10,570kmとなっています。月に換算すると880kmですね。

走行距離の平均

このような資料もあるので、中古車業界では「年間1万キロを平均的な走行距離」と考え査定を行います。

月間880kmということは、1週間で約220km。週末の買い物だけ、という方には結構長い走行距離ですね。

車の寿命、走行距離の限界ってあるの?

一昔前までは、「車の寿命は10年10万キロ」みたいなことも言われていました。

確かに、昔の車(今から30年以上前)ですと10万キロも走行すると、エアコンやエンジンなど様々なところが故障して、修理代にもお金がかかりました。

ただ最近の車は、普通にメンテナスさえしていれば10万キロなんて余裕で走りますし、20万キロ以上も可能です。

さすがに20万キロとなると、色々な部品交換も必要になってきます。

車の寿命って?

では「車の寿命」ってどんなタイミングなのでしょうか?

全損事故などは別ですが、実際に愛車が「もう全く動かなくなった」という話は、ほとんど聞いたことがありません。

ドアミラーが自動で開かなくなった。パワーが衰えてきた気がする。など細かな不満はありますが。

車は機械ものですので、修理すれば動かなくなることはありません。たとえエンジンがダメになってしまっても、「積み替える」という手段もあります。

でもそこまでするのは、よほどその車に愛着がある方だけでしょう。

・修理代がかさんできた

・車検の見積もりで30万円!

・もう飽きた

・どうしても欲しい車が発売された

などが車の買い替えのタイミングでは無いでしょうか。

メーカーの部品保有期間(大体生産完了から10年位)が終わってしまうと、「寿命に近づいている」と言えるでしょう。

走行距離で考えると、何万キロ走ったら寿命、ということは言えないですが、やはり15万キロあたりで故障も増えてくるので「考え時」ですね。

車の買い替えを考えだした時に「すべきこと」とは?

走行距離は査定に影響するの?

走行距離は買い替えの査定に影響するの?

車を買い替えるのであれば、それまで乗っていた愛車の査定金額は当然気になるところです。

買い替えの準備金になりますからね。

その気になる査定に、「走行距離」はどれくらい影響するのでしょうか。

当然ですが走行距離は短いほど、これから先長く乗れますので、査定はプラスになります。

先程もお伝えしましたが、年間の走行距離は1万キロ(最近は8千キロ)を目安に、査定を行います。

それ以上走っている車は「過走行車」と呼ばれ、査定金額は相場よりもマイナスになります。

逆に平均よりも走行距離の少ない車は、プラスになります。

※5年落ちで走行距離が5000キロなど、極端に走行距離が短い車は、メンテナンスをしているか否か、パーツの年数の劣化状況を判断されます。

査定が高くつくのは5万キロ未満の車

5万キロ未満ということは、走行距離の平均で考えると5年落ち未満の車両、ということになります。

大事に乗られていたものであれば、経年によるキズや汚れも少ない状態でしょう。

まだフルモデルチェンジも行われていない車種もあるはずです。

実際に中古車市場で人気があるのも、このあたりの走行距離の車です。

ですので、セールスバリューを考えるなら、5万キロまでに買い替える、というのは良いタイミングだと思います。

 

走行距離が多い車に査定はつかないの?

では、走行距離の多い車は査定はつかないのでしょうか?

査定が付くか否かは、どこで車を手放すか?によって変わってきます。

どういうことかと言えば、新車ディーラーで「下取り」に出す場合には、ほとんど査定はつきません。

その理由は、ディーラーは新車を売ることが本業で、車の下取りは「付帯業務」にすぎません。

車を何台下取りしても、営業マンの給料は増えないのです。

しかし、車の買い取り専門店はそうではありません。

特に海外に輸出のルートを持っているお店は、走行距離が10万キロを超えていようが積極的に買い取ります。

なぜなら、海外では走行距離10万キロなんて全く問題視されないからです。

走行距離が20万キロ以上でも、現役バリバリで走っています。

大陸での車の移動距離は、島国の日本とはケタ違いです。それに日本車は信頼できるブランドですので、人気があって高く売れるのです。

ですので、走行距離が多い車の買い替えは、そのようなお店に買い取ってもらうのが一番です。

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まとめ

愛車を高いうちに売ろうと思うなら、走行距離は5万キロまでの買い替えがオススメです。

ただ車は高い買い物ですから、そうそう車を買い替えるわけにもゆきません。

一概に何万キロ走ったから買い替える、ということは言えませんが、個人的には5万キロを越えたら「乗りつぶす」つもりで長く乗り続けます。

走行距離で買い替えを考えだしたら、まずは今の愛車の査定相場を調べてみましょう。

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