車は高い買い物です。キャッシュで払えればいいですが、ローンを組んで購入される方も多いですよね。
マンションや家を買う時には、ローンの金利は0.1%単位で気にしますが、車のローンの金利についてはどうでしょうか。
新しい車のことばかりに気がいって、「ローンは販売店の進めるまま契約した」、という方も多いのが現状です。
自動車ローンも金利を計算して考えないと、支払期間や金額にもよりますが、総額で結構な金額が変わってきます。
今回は、カーローンの金利についてのお話です。
この記事でわかること
自動車ローンの金利の相場って?
一言で自動車ローンと言っても、どこでローンを組むかによって金利は結構変わってきます。
約2%~高いものでは10%というものもあります。金利の差によって、どれくらい支払い金額が変わるのか?詳しく見てゆきましょう。
信販系のカーローン
自動車販売店によっては、独自の信販系のカーローンを勧めるお店もあります。
特に中古車販売店は、信販系のローンを進めてきます。
信販系のカーローンになると、金利が10%近くにもなるケースもありますので、注意が必要です。
中古車販売店は、車の売買価格よりも色々な手数料で儲けているのが現状です。金利手数料もそのなかの一つです。
銀行系のカーローン
ここでいう銀行系とは、都市銀行・信用金庫・JA・労働金庫などです。
金利相場は2%~5%と言ったところでしょうか。
カーローンの金利の相場としては、銀行系が一番安いです。
それぞれのメリット、デメリットは?
では、それぞれのメリット・デメリットについてみてゆきましょう。
信販系
メリット
・車の購入とクレジットの契約窓口が一つで済む
・比較的審査が緩くて早い
デメリット
・金利が高い
・車の所有者は信販会社となる
銀行系
メリット
・金利が安い
・車の所有者は「本人」
デメリット
・審査が厳しく時間がかかる
・車の購入とは窓口が異なり、自分で探す必要がある
金利が違うと総額はこれだけ違う
では、実際の金利の差によるシュミレーションを行ってみましょう。
(例)トヨタ プリウスPHV グレードS ¥3,020,000
頭金2万円 300万円ローン 60回(5年払い ボーナス払いなし)元利均等返済
金利 | 月々支払い | 総支払金額 |
3% | 53,906円 | 3,234,364円 |
6% | 57,998円 | 3,479,904円 |
9% | 62,275円 | 3,736,504円 |
いかがですか?
金利が3%と9%だと、50万円程の支払総額が変わってきます。月々にしても1万近くになりますよね。
車の買い替えをローンでお考えであれば、早い段階から準備してくべきです。
販売店の言いなりだと、こんなに金額に差が出るのです。
自動車ローンの金利も重要だが他にも重要な事がある!
ここまでお伝えしてきたので、カーローンの金利は重要であることはご理解いただけたと思います。
実は他にも重要な事があります。それは、新車の値引き金額でもサービス品の有無でもありません。
愛車の査定価格です。
車の査定価格は、お店によって異なります。全く同じ金額が出ることはまずありません。
新車と違って車の査定は、「定価」が無いので査定するお店の一方的な「言い値」です。
車の査定には定価はありませんが「相場」はあります。
中古車の相場は、毎日全国で行われている中古車オークションの価格によって左右され、毎日変動しています。
ですので、我々ユーザーは最新の査定相場はわからないのです。でも、
お店(査定する側)は、我々ユーザーが自分の車の本当の価値を知らない、ということを知っています。
相場が70万円の車でも、
「当店で新車を買っていただえるなら、通常50万円のところを特別に60万で取ります!」
と言われても、損したことに気づかないのです。
始めから相場ギリギリの査定金額を出すところは、まずありません。相手も商売ですからある意味当然です。
ですので、こちらもソンをしないように情報は持っておきましょう。
そうです。愛車の最新の査定相場をしておくべきです。
こちらのサイトを使えば、愛車の最新の査定相場を教えてくれます。
同時に最大10社に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店もわかります。
かなりの金額の差に驚くかもしれませんよ。