車検は、車を運転するうえで必須の検査です。
有効期限が切れるまでに車検に出さないと、大変なことになります。
では、いったい「いつからいつまで」に車検を受ける必要があるのでしょうか。
今回は、車検を受けるタイミングについてのお話です。
まずは車検満了日を確認する
車検は「有効期間の満了日まで」に受ける必要があります。
従って、車検満了日を確認しておく必要があります。
この満了日は、「車検証」もしくは「車検シール」で確認することができます。
車検証は運行時には「携帯すること」が義務付けられていますので、ダッシュボードに保管されている方が多いと思います。
車検証で確認する場合は、「有効期間の満了する日」というところを見ればわかります。
車検シールはフロントガラスの中央上部に貼ってある「四角いシール」です。
左上の丸いシールではありません。
車検シールの裏側(運転席から見える方)に満了日が書かれています。
表側(外から見える方)には満了の「月」しか書かれていません。
その月末まで有効期限があるわけではないので、必ず裏面で「日」まで確認しておきましょう。
いつからいつまでに車検を受けるの?
車検は上記の有効期間の満了する日までに受ける必要があります。
では、いつから受けることができるのか?というと、「いつでも」受けることができます。
ただし、一か月以上よりも先に車検を受けると、そこから有効期間が開始されてしまうので、「一か月前から満了日までに」受けるのが一般的です。
一ヶ月以内であれば、車検の有効期間は前倒しされません。
(例)2018年2月15日が車検満了日の場合
2018年1月15日から2018年2月15日に車検を受けた場合、次の車検の有効期間は2018年2月16日~2020年2月15日
2018年1月10日に車検を受けた場合、次の車検の有効期間は2018年1月11日~2020年1月10日
となります。
車検の予約はいつからできるの?
車検を受けるには、事前に予約を入れておく方が賢明です。
いきなり行っても、ピットの混み具合で断られるケースも考えられます。
では、いつ頃車検の予約を入れたら良いのでしょうか。
ディーラーで車を購入した場合は、車検満了日の2か月前には案内のハガキが届くと思います。
また、カー用品店などでも「早期割引」と銘打って3ヶ月前から予約を受け付けて割引サービスを実施するところもあります。
このように、結構早いタイミング(3ヶ月前)でも車検の予約は行うことができます。
ただ、あまり早い時期だと車の状態(エンジンオイルの汚れ等)も変わってしまいますので、車検の予約も満了日の一ヶ月前位が良いのではないでしょうか。
あまり間際ですと断られたり、代車の用意ができないなど、色々とバタバタしてしまいます。
もし車検切れになってしまったら
万が一、車検の有効期間が過ぎてしまったら、当然ですがその車で公道を走ることはできなくなります。
違反すると厳しい罰則があります。
【無車検運行/車検切れの自動車を公道で走行した場合】
○道路運送車両法により6カ月以下の懲役又は30万円以下の罰金
○違反点数6点
車検が切れているということは、自賠責保険も切れている可能性が高いです。
【無保険運行/自賠責保険が切れている自動車を公道で走行した場合】
○自動車損害賠償保障法により90日の免停と1年6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金
○違反点数6点
となります。
罰金や点数もさることながら、万が一事故でも起こしてしまったら補償がない状態ですので、絶対に車検切れの車は運転してはいけません。
車検が切れてしまったら、仮ナンバーを取得して持ち込むか、レッカーやトラックで取りに来てもらうかのどちらかになります。
いずれの場合も、費用も手間もかかりますので、車検の満了日までには車検を受けるようにしましょう。