新車を購入するときに、「どんなオプションをつけようかな？」と考えるのは、とても楽しい時間ですよね。
ただ、新車は車両本体価格が高額になります。そのためオプションの価格があまり気にならず、「アレもコレも」と欲しいものをどんどんつけてゆくと、「予算オーバー！」となってしまうかもしれません。
今回は最初からつけておくべきオプション、後付けでにすべきオプションについて解説してゆきます。
この記事でわかること
オプションには種類がある
「車のオプション」と一言で言っても、その種類は数多くありますが、大きくは2つに分けることができます。
メーカーオプション
メーカーの製造工程で取り付けるオプションです。車体製造時に組み込まれるので、納車後の装着もできません。
新車を契約するときに決定され、基本的にキャンセルはできません。
サンルーフや本革シート、電動スライドドアなどに加え、最近は自動ブレーキシステムなどの先進安全技術がメーカーオプションとなっています。
後は車種ごとに、細かなメーカーオプションも用意されています。
オプション専用カタログも店頭にありますので、楽しみながら選んでください。
ディーラーオプション
メーカーで製造された車両がディーラーに納車され、そこで装着されるおがディーラーオプションです。
フロアマットやシートカバーなど定番オプションに加え、分離型のカーナビやエアロキットなどディーラーごとに用意しているオプションです。
ディーラーオプションは、後付けでもOKです。
納車されてしばらく乗ってみてから、欲しくなったオプションも購入は可能です。(在庫がある前提です）
付けておくべきオプションは？
では、新車の契約時に付けておくべきオプションにはどんなものがあるのでしょうか？
それは絶対欲しいメーカーオプションは注文しておくということです。
先の度もお伝えしましたが、メーカーオプションは後になってから装着することはできません。
ですので、絶対欲しいメーカーオプションはつけておきましょう。
ここでのポイントは「絶対欲しい」というところです。必要かどうか悩む場合は、つける必要はないと思います。特にディーラーオプションは迷うようなら後で考えましょう。
安全性能を高めておきたいのであれば、自動ブレーキシステムは必要でしょう。
雨よけのサイドバイザーも必須と言えます。
自動車取得税にはオプション価格が含まれる
少し話はそれますが、新車を購入するときには「自動車取得税」がかかります。※消費税が10％に上がるタイミングで廃止される予定
取得価額×税率（普通自動車は3％、事業用自動車や軽自動車は2％）
で税額が決定します。
「取得価額」には車両本体の価格だけでなく、オプションの金額も含まれます。
全てのオプションにかかるわけではなく、カーナビやカメラなどのボルトやネジ等で固定して取付けるタイプのオプションは取得税の課税対象となりますが、フロアマットやゴミ箱などの簡易的に据置出来るオプションは取得税の課税対象にはなりません。
そういう意味では、現時点ではカーナビは後付けしたほうが「得」と言えます。
後付けにすべきオプションは？
個人的には、欲しいメーカーオプションとサイドバイザー以外は「後付け」にしています。
カーナビはネットで欲しいものを探し、購入する車種用の取り付けキットと一緒に注文します。
それをディーラーに持っていって納車までに付けてもらいます。※当然、商談時に了解をもらっています。
ETCも同様です。
フロアマットもネットで探せば随分安く買えます。車種ごとに販売されていますので、サイズ違いなども問題も起こりません。
「せこいな～」と思われるかもしれませんが、ディーラーオプションは設定価格が高いうえ、利益がかなり乗っています。
ディーラーはオプションで儲けを上乗せしたり、車両価格の値引きを抑えたりしているのです。
オプションの値引きって可能なの？
メーカーオプションは基本的に値引きはありません。
もしディーラーが値引きすれば、それは「自腹を切った」ことになります。
ディーラーオプションは値引きは可能です。結構利益がのっているので、ディーラーとしてはたくさんのオプションをつけて欲しいと思っています。
「あと2万円値引きしてくれたら買います」と言えば、「では、この2万円のオプションを付けます」といったような交渉もよくあります。
そうしたほうがディーラーにとっては「得」なのです。
2万円のディーラーオプションの原価は大体12000円ほどですので、実際には12000円の値引きで買ってもらえるからです。
ですので、新車購入の商談時には、
・車両本体（メーカーオプション含む）の値引き
・ディーラーオプションの値引き
・下取り車両があるなら、「下取り査定価格」
この３つはそれぞれ提示してもらうべきです。そうしないと、ゴチャ混ぜにされて結局は「損」をしてしまう可能性があります。
値引きも大事だが他にも重要な事がある
オプションの値引きも気になるところですが、車の買い替えには他にも重要な事があります。
それは、愛車の査定価格です。
新車の価格やオプションの価格には「標準価格」があるので、そこからどれだけ値引きしてくれるかは明確です。
でも、手放す愛車には「標準価格」はありません。1点物の中古車ですので仕方ないことです。
そのため提示される査定価格は、査定する側の「言い値」です。
提示された査定価格＝愛車の価値が正当なのかどうかは、我々ユーザーには判断がつきません。
査定する側もそのことをよく知っています。
愛車を安く買い叩かれるケースは本当に多いのですが、それに気づかない事がほとんどなのです。
ですので、愛車の買い取り相場を知っておくことは極めて重要です。そうすることで愛車を安く買い叩かれることを防ぐことができます。
買取相場は、いくつかの買取専門店を回って査定をしてもらえば大体把握できます。でもそれって結構大変ですよね。
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