車両保険は必要?

自動車を買い替えたら、保険の手続きも必要です。

対象となる車両が変更になるので、保険料もそれまでの金額とは違ってきます。

中でも車両保険は、入るか否かで保険料がかなり上下します。

車両保険は必要なの?と考える方も多いと思います。

今回は車両保険の必要性について考えてみました。

車を買い替えたら「車両入替」は必須です

車両保険の加入するか否かの前に、車を買い替えたら「車両入替」という手続きを行う必要があります。

自動車保険を、これまで乗っていた車から新しく買った車に切り替えることです。

加入している保険会社に、車の買い替えが決まったら手続き方法について確認しておきましょう。

この手続きをしないと、新しく買った車に保険の補償が適用されません。

そもそも車両保険とは

車両入替の手続きの際に、新しい車の車両保険をどうするか?の判断をすることになります。

車両保険とは、契約の対象となる車が、事故などによって損害を受けた場合、保険金が支払われる仕組みです。

補償金額には上限が設定されます。

車両保険は、事故全般を補償対象としていて補償の範囲が広い「一般車両」、そして補償が一部の事故に限定されている「車対車+限定A」の府たるに分けることができます。(保険会社によって名称が異なります)

「車対車+限定A」は基本的に自損事故は補償の対象とならないため、「一般車両」より保険料は安くなります。

実際の保険料はどうなるか試算してみました。

【前提条件】

対人・対物・人身:無制限

年齢条件:26歳以上補償

等級:9等級

一般車両 車対車+限定A 車両保険なし
軽自動車 60,270円 47,650円 31,440円
コンパクトカー 72,580円 53,300円 37,780円
セダン 93,590円 62,500円 37,890円
ミニバン 81,270円 55,240円 34,590円
ワゴン 101,500円 75,200円 38,590円
スポーツカー 112,000円 98,200円 79,800円

やはり車両保険に入ると、一気に保険料が跳ね上がりますね。

車両保険を使うと「等級」が下がって保険料が上がる

このように、車両保険は万が一の事故などにより修理・買い替えが必要になったとき、補償の範囲内で保険金が支払われます。

ただし、車両保険を使うと「等級」が1等級または3等級下がってしまいます。

等級が下がるということは、保険料が上がってしまうのです。

ですので、実際に10万円位までの修理であれば保険を使わないほうが「得」ということになっています。

保険会社が損しないような、仕組みになっているのですね。

もやもや

車両保険はどうすべきか?

じゃあ実際に車両保険はどうするの?ということになりますが、ケースバイケースだと思います。

車両保険に入った方がいいケース

新車に買い替えた

新車に買い替えた場合は、車両保険に入っておいた方が安心です。

車両の価値が高いので車両保険の補償の上限金額も購入金額に近いところまで設定できます。

免許取り立ての時期

免許を取って間もない方であれば、車をぶつけてしまう可能性も高くなります。

ローンを組んで買い替えた場合

ローンを組んで買い替えて、万が一車が事故にあって全損、となった場合でもローンは残ります。

頭金が少ないローンの場合は、車両保険には加入しておいた方が良いでしょう。

車両保険に入らなくてもいいケース

10年以上経過した車

10年以上経過した車は補償金額の上限もかなり低くなっています。

車両保険は自分の車に対する保険です。価値の下がった車に高い車両保険を掛けるのも勿体ないです。

車両保険を使うと等級が下がって保険料はアップしまいますので、補償金額を考えると加入のメリットは少ないといえます。

修理代は自分で払う、という方

もし何かあっても修理代は自分で払う、という方には当然必要のない保険です。

車の買い替えを考え始めたらすべきことがあります!

車の買い替えを考え始めたら、すべきことがあります。

それは愛車の本当の価値を知っておく、ということです。

車の査定価格には「相場」というものはありますが、毎日変動しているので最新の相場はネットにも載っていません。

ということは、我々ユーザーは査定された金額が妥当なのかどうなのか、を知る術がないのです。

愛車を安く買い叩けれても気づかない、ということです。

ですので、そうならないためにもこちらも情報を持っておきましょう。

車の買い替えを考えだしたら必ずすべきことがある!