車買うなら何月

車を買い替えるとなると、まとまったお金が必要になります。

できるだけ「値引き」が大きい時に買い替えたいものですよね。

一年の中で値引きが大きい月って、何月なのでしょうか。値引きだけではなく、税金のことも気になります。

今回は「何月に車を買い替えるか」について考えてみました。

ディーラーや販売店の決算期

一般的に値引きが大きく期待できるのは、ディーラーや販売店の「決算期」です。

決算期とはその会社の年度末の月をさします。多くの会社は3月、次いで9月が決算月となっています。

「決算大セール」といった折り込みチラシも、この時期よく入りますよね。

ディーラーは、年間の販売目標台数を自動車メーカーに掲げます。その目標を達成できると、メーカーから多大な報奨金が入ります。

ですので、ディーラーは何としてでも年間の目標販売台数を達成したいのです。

決算月の販売台数で達成できるか否かが決まるので、販売店も必死です。

ただ、このような情報は今は一般的に広く知れ渡っているので、ディーラーもセールストークで「決算期だから特別値引きをだします!」ということも少なくありません。

だって通常月の値引きがどれくらいなのか、わからないですからね。

ただ、決算期の購入は「損」することはないと思いますので、狙い時であることは確かです。

納車月に注意が必要

決算月が車の買い替えにはお得だと、お伝えしましたが、気を付けなければいけない点があります。

それは、「納車月」です。

例えば3月で契約しても、人気のある車種の場合は納車まで2か月といった車種もあります。

その場合は、5月に納車されることになりますが、ディーラーの販売台数とは、登録を済ませた時点(ナンバープレートが付いた時点)でカウントされます。

つまり、この場合は決算月の成績ではなく、翌年度の成績になるのです。

明らかに決算月に納車できない場合は、ディーラーの値引きも最大ではない可能性もあります。

ですので決算期で最もお得に買えるのは、ディーラーが在庫している「即納できる車」、と言えるでしょう。

年式が変わる

年を越えると年式が1年古くなる

少し話が変わりますが、

車の年式とは、車両の製造年月ではなく、初めてナンバープレートが付いた年月

をいいます。

12月に納車された車は翌1月には「1年落ち」の車になるのです。

12月に登録された車と1月に登録された車では、実際の差はたった1か月ですが、年式で表すと1年もの差が出てしまいます。

次に買い替えるときの査定に少し影響が出る可能性がある、ということです。

買い替えの月によって税金はどうなるの?

自動車にかかる税金は「自動車税」「自動車重量税」のふたつです。

「自動車重量税」は車検の際に、次の車検の有効期間分を支払います。

「自動車税」は、毎年4月1日時点での車の所有者に対して課せられる税金です。

新車の購入時には、

・自動車重量税は3年分前払い

・自動車税は登録月の翌月から3月までの「月割計算」で税額を算出し、納付する

ということになります。

このように、購入する車の税金については、月によって損得が無いのはわかりました。

しかし、それまで乗っていた車(手放す車)の税金はどうなるのでしょうか。

先払いで払っているので、戻ってくるかどうか気になるところです。

答えは、大半のケースは「戻ってきません」

戻ってくるのは、その車を廃車(スクラップ)にする場合です。

ですので、ディーラーで「もう廃車ですね。」と言われたら、「税金は戻りますか?」と確認しましょう。

戻らないケースは、その車が「再販」される場合です。

ほとんどの車両は、スクラップにせずに中古車としてまた市場に出回ります。

その場合は「名義変更」だけされるので、支払った税金は戻らないのです。

なんだか「損」した気分ですよね。

でもご安心ください。

査定金額には、車検の有効期間や自動車税の有効期間も考慮されているハズです。

同じ車両でも、車検切れ間際の車と車検の有効期間が1年残っている車では、当然後者の方が査定は良くなります。

(実際にどれくらい反映されているかは明示されませんが)

何月に買い替えるかも重要だが、もっと大切なことがある

車を「何月に買い替えるか」によって生じるお金の差は、実はそれほど大きくはありません。

月によって値引きが20万円も違う、ということはまずありません。

それよりも大きな金額に差が出る可能性があるのは、愛車の査定価格です。

車の査定は、全く同じ状態の車が無いので、「定価」というものはなく、査定する側の一方的な「言い値」です。

ユーザーがその車の本当の価値(査定額)がわからない、ということを査定する側(お店)も知っているのです。

本来50万円の査定が出るところを

「いや~、奇麗に乗っていらっしゃいますね~。でも走行距離が少し多いですね。当店で新車を買っていただけるなら、今月であれば頑張って40万円で下取ります!」

なんてことが、普通に行われているのです。

ですので、我々ユーザーも対抗できる「装備」が必要です。

それは、愛車の査定相場を把握しておく、ということです。

でも、ネットや雑誌には最新の車の査定相場は載ってはいません。あるのは過去の実績データなので古くて役に立ちません。

じゃあ、どうすればいいのでしょうか。

こちらのサイトで調べることができます。簡単な入力後、すぐに愛車の査定相場を教えてくれます。

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